エレベータ、それは5階以上の建物では設置義務があるらしく、そしてよく見るものである。私の働いているビルにも無論あり、人間用が30機、荷物用が2機設置させている。
そんな、一般的なよくあるエレベータで今回の事件は起こった。
京都港区芝のマンションで、都立高2年の高校生がエレベータの床と12階の天井に挟まれ死亡した。
高校生がエレベータを利用し12階に到着。自転車にまだがったままカゴ(エレベータ)から後ろ向きに降りようとした時に、扉が開いたまま上昇し、エレベータの床と12階の天井に挟まれた。
このエレベータは「シンドラーエレベータ」社製で以前から動作不調(扉が開かない、段差が出来る、停止階のはずが止まらないなど2年半で約20件)を住民が訴えていた。同様の事象が東京工業大すずかけ台キャンパスでも発生していた。
現在の調査では原因となる箇所の特定は出来ていない。
個人的には、住民、エレベータ保守、マンション管理者(住宅公社)、マンション所有者(区)とあり、その間で連絡がされていない点に問題を感じる。
例えば、住民が不具合を訴えたところで反応が無くとも、住民の訴えが区に届き、区がメーカに圧力を掛ければ、メーカもちゃんと調査をし、事故は起こらなかったのではないかと思う。
例は希望的観測ではあるものの、今回の事故が起こるまで所有者(区)には動作不調があった事が伝わっていなかった。
そもそもの原因(故障、設計不良、メンテミス)が一番の問題ではあるが、ちゃんと各当事者間でほうれんそう(報告、連絡、相談)があれば事前に何か対策が出来たのではないかと思うそんな事件です。
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